【書評】空間✖️ヘルスケアを読んで

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見え始めた近未来の新市場 空間×ヘルスケア 2030の概要

見え始めた近未来の新市場 空間×ヘルスケア 2030が日経BPから出版されました。日経BPとは、「日本経済新聞グループの一員として、経営・技術・生活という3分野で主にビジネスパーソンに向けて事業を展開している」企業になります。そのため、堅固な病院よりというよりは、ビジネス面から医療の変貌について書かれた書籍になります。

本書では、2030年に向けて、人間が生活を営むあらゆる空間を予防や健康増進に関わるものにしてしていき、健康で幸福な人生100年時代の実装を目的としています。その実現には、業界・業種の枠にとらわれないあらゆるプレーヤーの共創が必要と描かれています。

この本のKeyは、「予防」✖️「医療の空気化」です。まずはそれぞれの意味を確認していきます。

「予防」とは、健康上の問題が起こるのを防ぐことに注目します。また、症状や合併症もなく、最も回復が期待できるうちに診断することにも重点を置いています。病気が重症化する前に健康に導くように促します。(MSDより)簡単に言えば、病気が重症化する前に発見し、治療する。もしくは、病気にならないように健康的な生活を送るという意味です。

「医療の空気化」は、「医療の概要」で述べたように、生活のあらゆるところで医療が関わってくるという意味です。それに加え、生活をしている上で医療を意識することなく健康の増進、もしくは、病気の早期発見ができていく社会に変化していきます。人間が生活を営むあらゆる空間を住宅、オフィス・ワークプレイス、モビリティ、商業施設で分類し、テクノロジーを用いた健康で幸福な人生100年時代の実装のロードマップの提示、解説が書いてあります。

見え始めた近未来の新市場 空間×ヘルスケア 2030は、この予防が生活の一部分になるためのロードマップより詳しく知りたいかたは、記事でも書かれているのでこちらを参照してください。また、各々の空間に分類した記事は随時更新されるので空間✖️ヘルスケアのまとめサイトもおすすめです。

空間✖️ヘルスケアに必要な巻き込む力とは。

今までの医療は、治療をするために、治療をするだけの機関=病院を作ってきました。より地域に密着して診察をするために、診療所をつくってきました。これからの医療は病院や診療所に限らず、美容院や図書館、スポーツジム、駅などの公共施設に加え、自宅や会社までもが医療の提供場所に変わってきます。そこで、必要なのは医療とその場所で活躍する職業の方々との連携です。

具体的に美容室を医療と連携した例を見ていきます。いこらぼは、毛髪から栄養検査を行うサービスです。いこらぼは、「専門学校 富山ビューティーカレッジ」を運営する和楽グループと連携し、健康チェックやアドバイスができるカリキュラムを導入し、美容師✖️医療の連携を目標としています。美容室は髪を切る場所だけではなく、切った髪を使用し、自分の健康状態を知る新たな場所に変わってきています。参考記事

このように空間✖️ヘルスケアの実現には、他の業種を巻き込む力が必要であり、その力は人材であったり、ITの力であったりします。まずは目的を明確にし、誰を巻き込むのか、そして実現し継続は可能なのかを考えていく必要があります。

空間✖️ヘルスケアはどこに向かえばいいのか。

空間✖️ヘルスケアは、他業種が参加し、目標が曖昧になり目指すべき場所がわからなくなるように、1つの目標を掲げてくれています。それが、「ビジョナリー・フラッグ・プロジェクト(VFP)」です。日経BPは、メディアの役割としてVFP。つまり、メディアの役割を活用して情報発信によって空間✖️ヘルスケアという目標という旗を掲げています。

各プレーヤーは、このメディアが発信するをもとに行動指標をきめていくのも手かもしてません。

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