医療の転換期〜時間について〜

医療の概要

読んでいただきありがとうございます。看護師をやっておりますヤモリンです。今回のテーマは、「医療の転換期〜時間について〜」になります。

医療の転換期をまとめると、これからはAIやIoT、5G、VR、AR、ブロックチェーンといったテクノロジーの活用により「医療の転換期」がおこるとされていると述べました。この「医療の転換期」には、「時間の転換期」「場所の転換期」「主役の転換期」の3つが大きな転換になると考えています。今回は「時間の転換期」について考えていきます。

  1. 医療における時間の流れ
  2. 変化による医療の転換

1,医療における時間の流れ

・今までの治療

 今までの治療は「診断→治療」というように患者さんが病気を患ってから病院へ行き、病気と診断され治療を受けるが主です。この流れは時間の流れを考えると過去にかかった病気を今現在治そうとしている、つまり治療の原因へのアプローチが「現在から過去へ」の流れになっています。この「現在から過去へ」での治療で問題なのは、病気の患者さんが増えてしまうとその分だけ医者やその他医療従事者が治療をおこなうこととなり対応に追われることとなります。脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病は、その典型例です。患者さんが不摂生な生活を繰り返し、心筋梗塞になる。その心筋梗塞に対して治療をしていく。現在の治療は、過去に原因があり、現状にアプローチしているのが主です。

 この流れで重要になってきたのは過去の原因に直接アプローチしていくことです。つまり、「予防医療」です。予防医療は、医者や医療従事者が対応に追われる前に予防的に関与していき、病気を発症するリスクを下げることができます。効果的なアプローチができれば、発症する患者さんが少なくなり、医療への圧迫も軽減されていきます。

 この「予防医療」を時間の流れで考えると「現在から未来」へ治療のアプローチ方法が変わって来ています。性別、年齢、血圧、内服薬、運動習慣などのデータを用いて、AIが疾患予想をし、未来を見据えて医療従事者や各種のプレイヤーが患者さんにアプローチすることができます。ここが医療の転換期である「時間の転換期」です。この「現在から未来へ」の治療、つまり「予防医療」によってなにか起こるのか考えてみたいと思います。

point
  「時間の転換期」 =  「現在から過去へ」 → 「現在から未来」
 

・これからの治療

 「予防医療」では、大きく分けて1次予防、2次予防、3次予防に分類されています。1次予防では、健康を増進し、発病と予防、2次予防では早期発見と治療による重症化予防、3次予防ではリハビリによる社会復帰を目的としています。この「予防医療」によって、「病気や怪我の軽減」、「QOLの向上」、「医療費削減」が期待されています。

 例に、私の病院では、アップルウォッチで心房細動が見つかり、心房細動を治療するアブレーション術を行い帰宅した患者さんがいます。この心房細動は自覚がなく健康診断でおおく発見されますが、日々身につけているものから発見されるようになればより予防治療が早くなります。また、この心房細動は、血栓を引き起こしやすく、脳梗塞、心筋梗塞の原因にもなる疾患になります。早期に発見することは脳梗塞や心筋梗塞のような疾患予防にもつながります。

 そして、「0次予防」いう言葉ができました。0次予防とは、個人の力に頼らずに、社会環境を変えることで人々を無意識のうちに健康にしていくことです。(参考記事

 例に、介護施設は、転倒予防のために階段を無くし、バリアフリーの構造になっています。一方で、あえて段差のある環境をつくっている介護施設もあります。わずかな段差ではなく、色をつけ、目に見える段差をつくることで、段差を通るときには意識して足を持ち上げることになります。足をしっかり持ち上げる癖をつけることで、下肢筋力の維持向上を目指しています。

アイスランドでは、タバコの自動販売機そのものを撤去しました。

 この様な階段を、街なかに配置すれば0次予防に繋がります。社会環境を改善し、駅や会社、コンビニなど至るところに0次予防を実装していけば、個人の力に頼ることなく健康促進が促せます。

 また、住宅にAIやIoTを使用していけば、自分が快適な室温、快適な光、快適な音など快適な空間にすることができます。そして、IoTセンサーで随時自分の健康状態を確認できるとようになり、異常があれば診察に促すことも可能になってきます。

 このようにAIやIoT、5G、VR、AR、ブロックチェーンといったテクノロジーの活用により「医療の転換期」が実際におこっています。今回は「時間の転換」。現在から過去」ではなく「現在から未来」の治療へと変換していることについて考えてみました。次回は、「

場所の転換」について考えていきたいと思っています。

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