国が掲げた保健医療2035提言書とは。

医療の概要

今後のヘルスケアは、病院だけでなく、一般企業に加え、行政もプレイヤーとなります。今回は、医療の目指す場所を考えるために、厚生労働省が提言した保健医療2035提言書についてです。

保健医療2035提言書とは

保険医療2035提言書は、厚生労働省が平成27年に懇談会を得て作成したものです。保険医療2035提言書の目的は、「急激な少子高齢化や医療技術の進歩など医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、2035年を見据えた保健医療政策のビジョンとその道筋を示すため、国民の健康増進、保健医療システムの持続可能性の確保、保健医療分野における国際的な貢献、地域づくりなどの分野における戦略的な取組に関する検討を行うこと」としています。6年前の資料ですが、目指すべき医療の方向性は現在と変化ないと思うので参考にしていきます。ざっと概要を知りたい方は、厚生労働省がpdfを作成しているので参考にしてください。参考資料

保健医療2035提言書の目標

保険医療2035の目標から確認していきます。

人々が世界最高水準の健康、医療を享受でき、安心、満足、納得を得ることができる。

持続可能な保険医療システムを構築し、我が国及び世界の繁栄に貢献する。

の2つを目標としています。より簡潔にすると、「人材やシステム、施設などを含めた保険医療環境システムを作っていき、すべての人がいきいきと暮らしていくこと」を目標としています。

この目標のために、目標を達成するために政策の整備、医療保険システム、人材育成を含めたインフラ構築の必要としています。今回は、このインフラ構築について詳しく書いていきます。

インフラ構築の概要

厚生労働省は、このインフラ構築を「イノベーション環境」「情報基盤の整備と活用」「安定した保健医療財源」「次世代型の保健医療人材」「世界をリードする厚生労働省」の5つに分けています。それぞれに対してn概要を述べていきます。

1つ目の「イノベーション環境」は、新たな価値やアイデアを創造し、社会に変革をもたらすための環境整備をしていくこととしています。今までの医療は制度や古くからの慣習により新規参入が困難でした。しかし、AppleWatchの心電図アプリが医療機器登録されたようにテック企業の参入など新規参入が可能になってきます。今後、この変化は加速されてくることが予想でき、様々な分野と企業や人材が連携試合、新たな価値やアイデアを創造し、変革をもたらしていくと思います。

2つ目の「情報基盤の整備と活用」は、ICTの活用により医療の質を改善していくことを目的としています。医療の転換期で述べているように、これからの医療は、主体的、分散化、時間の無制限がポイントとなってきます。そのためにICT技術が必要です。このICT化に対応できるDX人材も必要となってきます。DX人材について詳しく

3つ目の「安定した保健医療財源」は、増加していく医療費による財源圧迫のため、将来世代の負担を強いることのない事を目的としています。ご存知の通り、医療費は毎年増大しており、働き盛りの方たちが高齢者を支える制度になっています。持続可能な財源を確保するために、医療費の削減を目的とした予防治療とアウトカムを重視した医療行為に変化していっています。

4つ目の「次世代型の保健医療人材」は、多角化する医療と患者を総合的に診る能力や、予防、公衆衛生、コミュニケーション、マネージメントに関する能力を持った人材育成を育成していくとしています。これからの医療は「治療から予防」に変化していきます。また、場所の制限がなくなり「病院から地域」に医療が展開していきます。この変化に対応するためには、予防と公衆衛生の知識のある人材の確保が必要となってきます。ここでコミュニケーションの必要性訴えている意味は、医療者は医師、看護師に加え、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など多岐に渡っているため、その方々と連携をとっていく必要性があるととれます。

5つ目の「世界をリードする厚生労働省」では、横断的で、機動的で積極的に現場と繋がれる組織を目指しています。そして、国際的なグローバルヘルスに対しての活動も目標としています。「医療変化は誰が主導になり変化させていくのか」が重要です。日本の医療は、制度で病院の収入が決まり、国民皆保健で保険料策定をしているといったように、国が保健医療福祉に足してい管轄しています。日本の医療の特徴から国が主導し、民間企業と連携して、医療を変化していく必要があります。

まとめ

今回は厚生労働省が提言した保健医療2035提言書について学んでいきました。提言書の目標は、「人材やシステム、施設などを含めた保険医療環境システムを作っていき、すべての人がいきいきと暮らしていくこと」です。この目標のために、インターネット技術や医療技術、人材、資源といったような手段を活用していくことが必要とされます。ここまでご拝読ありがとうございます。

参考文献 厚生労働省 保健医療2035提言書の公表について

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