拡張する治療と医療の実例(随時更新)

医療の概要

AppleWatchなどのスマートウォッチによって、普段の生活における利用者の健康状態を把握できるようになりました。医療の転換期でも述べましたが、IT技術の進歩によって医療は、時間、場所を問わずに拡張していきます。病院中心で治療していた中央集権型医療から、地域のクリニックもしくは、オンライン診療によって治療をになっていく分散型医療に変化していきます。今回は、この分散型治療の実例を紹介していきたいと思います。

2015年に設立されたBiofourmis(バイオフォーミス)。同社は、AIを通じて、心疾患の治療や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などさまざまな疾患の患者の状態を遠隔でモニタリングするための支援を行っています。ミッションとして、Personalized Predictive Care. Anywhere.を掲げており、患者のケアを「拡張」するためのソフトウェアを開発しています。提供しているBiovialsHFというサービスでは、冠動脈疾患や心房細動などの疾患にフォーカスしている服薬管理を目的としている。心臓の疾患を持っている患者さんは複数の薬剤を使用することが多く、さらに用量を変更することがおおいです。最適な用量を達成するプログラムを組んでいます。同社の創業者、Kuldeep Singh Rajput(カルディープ・シン・ラジプート)氏は患者さんをモニタリングすることを手段として、このテクノロジー自体を治療プログラムとして投与するということである。と述べています。テクノロジー自体が治療効果を発揮する一つの薬としての役割をになっていくことを目的としています。

この「プログラムが一つの治療薬になる」という考えは、日本でも一つの流れになってきています。AppleWatchの心電図測定プログラムは、厚生労働省に医療機器として認可されました。(参照)。また、株式会社CureAppでは、2020年8月、ニコチン依存症治療用アプリが厚生労働省より製造販売承認(薬事承認)を取得し、2020年12月より保険適用にて処方開始しています。プログラムは従来の薬と異なり、場所にとらわれないため拡散性があり、時間も問わない利点があります。まさに医療は、分散型治療へと進んでいる段階であることがわかります。

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